会議日:令和5年10月5日
(決算第二特別委員会(温暖化対策統括本部・環境創造局関係))
緑道と公園の再整備
まず、緑道と公園の再整備について伺います。
私の地元である都筑区では、港北ニュータウンの街づくりの際に、グリーンマトリックスシステムとして緑道を骨格に緑地や公園が配置され、緑豊かな景観を形成しており、都筑区の魅力の一つとなっています。
特に緑道は、駅や公共施設、公園を放射状に結び、安全な歩行者ネットワークを形成しており、多くの区民の皆様の通勤や通学、健康づくりのウォーキングなどに日常的に利用されています。
緑道は計画から約30年が経過しているので、この画像からもわかると思いますが、樹木が大きく成長している箇所が多く見られます。これらの樹木は緑陰や生物の生息空間として大切な役割を果たす一方で、うっそうとして見通しが悪くなったり、伸びた枝が道路通行に支障となったりしている状況も見られます。そこで、
(1)緑道の樹木の維持管理の考え方について、公園緑地部長に伺います。
緑道は、地域の皆様が通勤・通学時をはじめ、日常的に利用する歩道的な機能を有していることが大きな特徴です。特に都筑区では、在来の緑地を保全した緑豊かな景観を形成しています。
樹木の維持管理については、良好な樹林を確保しながら、通行する方の安全を第一に、枝の剪定や枯木、枯枝の撤去などを重点的に進めています。
公園内のまとまった樹林地については、横浜みどりアップ計画の「良好な森を育成する」取組を活用し、みどり税も一部充当しながら維持管理を進めていると聞いていますが、緑道においても、これらを活用し、適切な維持管理を進めていただくようお願いします。
緑道では、経年劣化により園路の不陸や排水の不良などの不具合も生じてきています。また、市営地下鉄の整備などの交通環境の変化により、利用者数が増えているエリアもあります。
このため、都筑区独自の取組として、多くの利用者や地域の皆様の意見を反映しながら、整備の基本的な考え方や整備手法などを示した「都筑区緑道再整備ガイドライン」が平成31年4月に策定されています。
せっかく素晴らしいガイドラインがあるので、それに基づき、計画的に再整備を進めていくことが必要と考えています。そこで、
(2)都筑区にある緑道の再整備の進捗状況について公園緑地部長にお伺いします。
供用後、30年程度が経過した緑道が5箇所あり、これまでに、その中で「ゆうばえのみち」と「せきれいのみち」の2箇所の再整備が完了しています。
令和2年度からは、「ささぶねのみち」の再整備を進めてきており、バリアフリーにも配慮しながら、舗装やせせらぎを改修し、令和5年度末の完成を目指しているところです。
バリアフリーなどに配慮した再整備によって、緑道がより歩きやすく使いやすくなっていると思います。
今後も引き続き再整備を進めていただくとともに、区民の皆様にとって関心が高い事業であると思いますので、再整備の進捗状況についてわかりやすく周知していただきますようお願いいたします。
街づくりから30年が経つと、公園の近くにマンションや保育園ができたり、周辺にお住まいの方の年齢構成が大きく変わるなど、周辺環境の変化により公園の使われ方も大きく変化していきます。
都筑区の公園においては、多数の人が来場するイベントが定期的に開催されており、その際にはトイレの利用が多くなっています。
こちらの画像は都筑区の山田富士公園で行われた北山田町内会の夏祭りの様子ですが、来場者は2万人で、こうしたイベントが地元の北山田商業振興会と合わせると年4回程度行われているとのことで、
<次の画像は部分的ですが>
現状、女性用トイレ洋式1つ和式1つ、男性用トイレ和式1つ、オストメイト未対応の多目的トイレ一つでは、せっかく賑わいを作ってもトイレ問題で皆さんが嫌な思いをしてしまいます。
また、全体的に見ても公園内にあるトイレについては設置から年数が経過しているものが多く、使い勝手が悪く、バリアフリーの観点からも改修が必要となっているトイレが多くなっていると思います。そこで、
(3)公園のトイレの建替や改修をどのように進めていくのか、局長に伺います。
公園のトイレにつきましては、設置から年数が経過し、施設全体の老朽化が進んだものから、バリアフリーなど、福祉の基準へ適合させるよう、計画的な建替や施設の長寿命化を進めています。また、トイレ内の設備類等についても、日常の利用状況も勘案しながら、適切に修繕等を行っています。引き続き、市民の皆様が快適にご利用いただけるよう努めていきます。
トイレ族議員の我が党の伊波議員も色々と質問されていますが、公園内に使いやすいトイレがあることは、地域の賑わいの創出にもつながると考えています。トイレというのは生理現象で待ったなしの状況に追い込まれますので、公園のトイレの建て替えや改修に当たっては、賑わい創出の視点もふまえて優先度を検討いただくことをお願いし、次の質問に移ります。
次の質問は、【公民連携による公園の維持管理】です。
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