会議日:令和6年10月4日
( 決算第二特別委員会( 消防局 ) )
救急隊の増隊【消防局】

次に「救急隊の増隊」について伺います。
まず初めに、年間25万件を超える救急要請に1件1件全力で応えていただいている救急隊員に感謝と敬意を表します。
先の決算第一・決算第二特別委員会連合審査会の場でも我が党の磯部議員より質問させていただきましたが、市民の命を救う救急隊の増隊は、「住みたい、住み続けたい」と思っていいただける横浜市を実現するうえで、大変重要な取組です。
令和5年9月には、今後の救急需要の増加に対応するため、
「横浜市消防力の整備指針」を改正し、救急車の整備指標を85台から92台に見直しました。

そこでまず、現在の整備指標上の救急隊の充足率について総務部長に伺います。

先の10月1日から、中消防署山下町消防出張所に第2救急隊を、また、港北消防署綱島消防出張所に新たに救急隊を配置し、87隊となりました。
今回の配置により、充足率は95%になりました。

本年も、過去最多を記録した昨年を上回るペースで救急件数が推移している状況を踏まえると、いち早く充足率100%にしていただきたいと考えます。 加えて、令和9年3月から、GREEN×EXPO 2027が開催されます。現在、機運醸成のため様々なイベント等でPRが進められており、開催中には市内外、そして諸外国からも多くの来場者が訪れることが想定され、会場内で発生する救急要請にも確実に対応していく必要があります

そこで、GREEN×EXPO 2027の会場内における救急体制について、消防局長に伺います。

過去国内で開催されました「花と緑の博覧会」や「愛知万博」では、会場内に設置された仮設の消防出張所に救急車を常駐させ、来場された方々の救急事案へ対応しております。GREEN×EXPO 2027の開催期間中の救急要請に確実に対応できる体制を構築してまいります。

是非、万全を期していただきたいと考えます。現在の、整備指標は令和8年の将来人口推計をもとに、算定されたと聞いています。

そこで、GREEN×EXPO 2027に伴う救急需要を見据え、整備指標を見直すべきと考えますが、消防局長に見解を伺います。

過去開催されました博覧会における救急件数を踏まえますと、GREEN×EXPO 2027の開催期間中に、会場内から相当数の救急要請があるものと想定しております。
加えて、高齢化の更なる進展により、通常の救急要請も、増え続けていくことが予測されます。こうした救急需要の増加要素を踏まえ、整備指標見直しの検討を進めてまいります。

本市は「持続可能な観光都市の実現」を政策目標に掲げている中、横浜市に住む人だけでなく、訪れる人も含めた救急要請に確実に対応していただくことを要望して次の質問に移ります。