令和6年度

⑥ 令和6年度決算第二特別委員会【図書館の蔵書の取扱い】答弁

会議日:令和6年10月10日
( 決算第二特別委員会( 教育委員会 ) )

図書館の蔵書の取扱い【調査資料課】

しらい 亮次

次に、図書館の蔵書の取扱いについて伺います。

市立図書館の蔵書は400万冊を超えていて、政令市の中では大阪市に次いで2番目の蔵書冊数と聞いています。令和5年度には市立図書館全体で125,000冊もの図書を購入しているとのことですが、日々、出版される膨大な本の中から、市民の学びや調査研究、読書活動のために、どの本を買うのが良いのか、本の選定を行っていることと思います。

しらい 亮次

そこで、図書購入にあたって、どのようなプロセスで図書を選定しているのか、中央図書館長に伺います。

中央図書
館長

各図書館におきまして、毎日送られてくる新刊図書のデータや新聞書評、インターネット情報などをもとにしまして、司書が毎週選定会議を開いております。

選定会議では、分野ごとの収集基準や各館の収集計画に則りまして、予約数、利用者ニーズ、類似の図書の有無、各区の地域性などを踏まえて選定をしております。

さらに、全館の司書が集まりまして、市立図書館全体の蔵書構成の調整を行っているところでございます。

しらい 亮次

図書館の司書の皆さんが選んで購入した本は、多くの利用者が手に取り、親しまれていますが、長く利用されているうちに、汚れたり、破れたりする本も出てくると思います。そのような本について、各図書館で修理ボランティアによる修理も行われているとのことです。

(2)図書修理ボランティアの活動状況

しらい 亮次

そこで、図書修理ボランティアの活動状況について、中央図書館長に伺います。

中央図書
館長

図書修理ボランティアは、図書の修理のスキルをお持ちの個人や団体の皆様がたにご協力いただき、破れたり、ページのとれた図書の修理をお願いしています。

このことにつきまして感謝申し上げています。

令和5年度には、延べ3,600人の方が1,000日を超えて活動し、約14,000冊の図書を修理していただきました。

しらい 亮次

図書館の本は、市民にとって貴重な財産です。図書館としては、非常に多くの本をボランティアの皆さんに修理していただくなど、長く市民が利用できるように大切に扱ってくれていることが分かりました。それでも、修理できないほど傷んだ本や、内容が古くなってしまった本は、最終的には図書館としては利用しなくなるものと思われます。

このような本は図書館での役割は終えたとしても、多くの人が利用する施設や、例えば子ども食堂などで読書に使ってもらうなど、別の使われ方で市民の読書活動を支えるために活用してもらえるのではないかと考えます。

しらい 亮次

そこで、図書館として利用しなくなった図書の取扱いについて、教育長に伺います。

教育長

図書館として利用しなくなった図書につきましては、ほとんどが破損したものや、あるいは内容が古くなったもので、古紙としてリサイクルしています。

再活用が可能な図書については、市立学校や地区センター、地域ケアプラザなどの市民利用施設に加え、自治会・町内会やボランティア団体、地域の団体等にも譲渡し、市民の読書活動につなげてまいります。

しらい 亮次

せっかく購入した大切な図書資料ですので、図書館での役目を終えた後も別の場所で再活用することは、市民の読書活動に生かせるとても良い取組だと思いますので、この取組をまだ知らない団体に対しするPRについても、ぜひ積極的に進めていただくようお願いして、次の質問に移ります。

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