令和6年度

② 令和6年度決算第二特別委員会【教育環境の整備】答弁

会議日:令和6年10月10日
( 決算第二特別委員会( 教育委員会 ) )

 教育環境の整備【教育施設課】

しらい 亮次

次に、体育館の空調設備について伺います。

先日、私の地元である中川小学校で敬老会を行った際には、異常気象と言える暑さの中で、「敬老会の会場で死んじゃうよ」といった声が多く聞かれました。

また、学校の体育館は、地域のイベントだけでなく、災害発生時には避難所になり、体育館への空調設備は必要不可欠であると考えます。現在、学校体育館には順次、空調の整備が進んでいるところですが

しらい 亮次

まず、市立学校の体育館空調の整備状況について、施設部長に伺います。

施設部長

学校体育館の空調は、空調設備のみを設置する工事の他、体育館の大規模改修や、校舎の建替えのタイミングで設置しております。

整備状況につきましては、今年度の工事を含めまして、115校に整備いたしまして、整備割合は22.8%になります。

しらい 亮次

先の一般質問では、わが党の高橋のりみ議員の質問に対して、「体育館空調の設置加速化についても検討していきます」との市長答弁がありました。ただ、これは根性論ではなくて、現実的にどうなるのかを考えていかなければならないので、そのためにも適切な優先順位を付けて行く必要があると考えます。

しらい 亮次

そこで、空調機設置の優先順位について、施設部長に伺います。

施設部長

今後、建替えや大規模改修が予定されていない学校で、原則、熱中症のリスクが高い学校を優先的に選定しております。

優先している学校の例といたしましては、体温調整が難しい児童生徒が在籍する「特別支援学校」ですとか、幹線道路の近くで、騒音対策で窓が開けられない学校ですとか、校舎の配置等で風通しが特に悪い学校を優先しているところでございます。

しらい 亮次

しっかりと優先順位をつけることで、来年であればじゃあちょっと待ってみようかということになりますし、10年後であれば、こりゃあなんとかしなくちゃいけないということになると思います。

しらい 亮次

そこで、空調設置までの期間が長い学校への対応について、施設部長に伺います。

施設部長

空調設置までの期間が長くなる学校へは、熱中症対策といたしまして、移動式の大型冷風扇を補完的に配備しております。

なお、この大型冷風扇は、空調機が整備された際にはほかの学校でも使用可能になりますので、今後は学校間での融通なども検討していきたいと考えております。

しらい 亮次

最近は、移動設置が可能な大型の空調機も開発されていると聞きます。仮に整備の順番が遅れる学校であっても、0か100かではなく、ぜひこうした新しい機器などの情報もいち早く取り入れながら、全ての学校の環境が少しでも良くなる対応を要望します。  体育館の空調設備は子供たちの健康を守り、良好な教育環境をつくるだけではなく、災害時には防災拠点として被災者の生活環境を維持するものとして重要です。速やかな取り組みをお願いして、次の質問に移ります。

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