令和7年度

③ 令和7年度予算特別委員会【市の広報に対する地下鉄車内広告の活用】答弁

会議日:令和7年2月21日
( 予算特別委員会( 交通局 ) )

市の広報に対する地下鉄車内広告の活用 【交通局】

しらい亮次

次に、市の広報に対する地下鉄の車内広告の活用について、質問します。

私も移動手段として市営地下鉄を利用する機会がありますが、車内を見渡すと広告の空きが目立ち、特にまどの上にあるポスター枠は他社線に比べ多く空いているように思います。多くの市民が乗車される地下鉄の広告は、広報に非常に有効だと考える一方で、もったいない状況だと感じます。まず、地下鉄車内の広告稼働状況について、経営管理部長に伺います。

経営管理部長

コロナ禍以降、紙媒体の稼働が全体的に伸び悩んでおり、まどの上にあるポスターは約20%と、稼働が低くなっています。一方で、デジタル広告の普及に伴いまして、コロナ禍では30%程度だった車内ビジョンの稼働率が、今年度は70%まで上がる見込みとなっております。

しらい亮次

車内広告の稼働率にも大きく差があることがわかりました。

これだけ稼働率の低い場所もある中では、増加させるための努力をされていると思いますが、広告掲出の稼働を上げる取組について、経営管理部長に伺います。

経営管理部長

車内のポスター広告につきまして、例年、稼働が低くなる月を中心に、年2回の割引キャンペーンを実施しております。
今年度は、キャンペーン期間中に26件のお申込をいただきまして、稼働率、広告料収入ともに前年度に比べて、増加しております。

しらい亮次

営業努力の成果が出ている状況が分かりました。しかしながら、空枠がある状況には変わりなく、もっと市の広報に活用することができるのではないかと思います。

そこで、市の広報の利用状況について、経営管理部長に伺います。

経営管理部長

市長部局の広告は、GREEN×EXPO2027のような大規模イベントから、区役所の地域に密着したPRまで、幅広い利用がございます。
現在はデジタル広告や、インパクトの大きい駅の大型ボード、ラッピングバス等を活用する事例が増えております。市の広報に活用しやすいような新たな広告商品も検討してまいります。

しらい亮次

特に稼働率が低いまど上広告やツインステッカーなど広告が入らないようであれば、防災や減災の取組をはじめ、市として多くの市民に広報すべき内容を掲出するべきだと思います。また、広告が入っていることで、広告媒体の価値が高まり、民間企業等の一般広告の掲出につながると考えます。

市の広報を行う場合、一般の広告よりも割引で掲出ができると聞いておりますが、長期間空いている現状を鑑みるに、現状の価格だと他局が高いと判断している可能性が高いかと思います。

既に取り組んでいることもあると思いますが、各局にヒアリングを行い、市役所で広告を出しやすい仕組みを分析していただき、今後の広報に活用できる取組を期待して、次の質問に移ります。

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