会議日:令和7年2月21日
( 予算特別委員会( 交通局 ) )
SDGsロッカーの展開 【交通局】

食品ロス削減のためのSDGsロッカーについて、質問します。
画像↓をご覧ください


横浜市の令和7年度の予算案において、SDGsロッカーを市内30か所に設置する方針が発表されました。脱炭素・GREEN×EXPO推進局が主体となって取組を推進していますが、SDGsロッカーの市内の最初の1台は昨年度末に交通局も協力して関内駅に設置されたものです。
まず、関内駅に設置されているSDGsロッカーの概要について、経営管理部長に伺います。

関内駅では4年度から、啓発拠点「SDGsステーション」を展開しています。
そのコンテンツの一つとして、地域のパン販売店と協力し、賞味期限内でありながら、店舗では廃棄されてしまうパンを割引価格で販売するSDGsロッカーを設置しています。

機会損失を防ぐため、パン屋は売り切れないように多めにパンを製造するため、食品ロスが出やすい業態です。私が以前、フードシェアリングアプリの運営をしていた際、大手のパン屋さんの実態を調査をしていましたが、大きいところだと、毎日75リットルのゴミ袋を10袋ほど捨てているような状況でした。正に、パンなどの中食業態とSDGsロッカーとの親和性は高く、食品ロス対策に極めて効果的な方法と考えています。また、市の施策として行うため、交通局も市の組織として関内駅だけでなく、他の駅にも展開していくべきであると考えます。
そこで、交通局としての更なる展開について、交通局長に伺います。

SDGsロッカーは、食品ロスの削減や、市営地下鉄のお客様サービスの向上につながるものであり、可能な限り設置を進めたいと考えています。
現在、条件を満たす複数の駅について、令和7年度中に設置する調整を進めています。

駅にSDGsロッカーを設置することは、多くの駅利用者の目に留まり、市が取組を進めている「脱炭素化の取組」を広くPRできます。また、商店の支援という観点からもよい取組と考えます。
当然ですが、ロッカーをどんどん展開させていくためには、ロッカーに商品を入れてくれるお店が必要不可欠です。但し、パン屋等にヒアリングを行うと、ロッカーへの運び手を用意できないということで、断られるケースが多々あります。
そこで現在、運び手になり得る新聞屋さんを巻き込んで、都筑で実証実験を行えないか、ロッカー事業者、新聞屋さん、パン屋さん、花屋さんと一緒に調整を行なっております。花屋さんの場合は、フラワーロスが発生するということで、Green Expoもあるので協力したいということで参加していただいております。
このように、SDGsロッカーが関内駅以外にも展開できるよう私としても全力で応援して参りますのでよろしくお願いします。
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