会議日:令和7年10月3日
( 市会定例会 局別審査( 資源循環局 ) )
喫煙禁止地区の取組について

次に、喫煙禁止地区の取組について伺います。
本市は横浜駅・新横浜駅・みなとみらい・関内など8地区を喫煙禁止地区として指定し、まちの美化や火傷事故防止で成果を上げています。
一方で、私の地元である都筑区では、依然として歩きたばこや吸い殻のポイ捨てが多く、駅周辺や通学路や商店街での受動喫煙に対する苦情が後を絶ちません。地域にお住いの方やご商売を営まれている方から、私のところにも喫煙禁止地区の指定を求める声が多く寄せられています。
令和7年予算特別委員会の局別審査において、我が党の酒井議員から喫煙禁止地区の新たな指定について質問したところ、「7年度は、日吉駅周辺地区などを候補として検討したい」との答弁がありました。7年度も既に半分が経過しており、指定に向けた準備が進んでいることと思います。
そこで、まず、日吉駅周辺への喫煙禁止地区指定に向けたエリアの考え方について、 家庭系廃棄物対策部担当部長に伺います。

喫煙禁止地区の指定にあたっては、歩きたばこや受動喫煙、吸い殻の散乱などの状況に加え、地域の方々からの ご意見・ご要望を踏まえながら進めています。
日吉駅周辺地区の指定に向けては、既に指定している美化推進重点地区と同じエリアとすることを基本に、関係各所と調整を進めています。

早期の指定に向けて取組を進めてほしいところです。
一方、先の答弁では、新規指定に当たっては、喫煙所の設置場所の選定が難しいことも課題の一つとして挙げられていました。
そこで、喫煙所設置に向けた調整状況について、家庭系廃棄物対策部担当部長に伺います。

喫煙禁止地区の実効性を高めるため、喫煙者の誘導先としての喫煙所整備は重要と考えています。
今年度、新たに民間の喫煙所整備に対する補助制度を創設し、地元関係者や区役所とも連携し、この制度を活用した、商店街の空きテナントを活用するなどの働きかけを行っていますが、現時点で喫煙所の設置場所は決まっていない状況です。
引き続き、駅周辺の空閑地なども含め、幅広い選択肢の中から喫煙所の整備ができるよう調整を進めてまいります。

喫煙そのものがネガティブに受け止められがちであり、喫煙所の設置については、いろいろとご苦労があると容易に想像できます。
ぜひ、民間の空閑地(くうかんち)や、公有地への整備も含めて詳細かつ速やかに検討していただき、一日も早く禁止地区の指定が実現することを期待しています。
そこで、日吉駅周辺の地区指定に向けた局長の意気込みを伺います。

市民の皆さまの喫煙に対する意識は、ポイ捨てや火傷に加えまして、受動喫煙の防止を求める声がこれまで以上に高まっていると認識しております。
こうした意識の変化を踏まえまして、密閉型喫煙所など、より分煙環境が整った喫煙所の整備を、民間整備をはじめ多様な手法によりまして検討するとともに、地域の方々のご理解とご協力を得ながら、指定に向け取り組んでまいります。

日吉駅は1日約26万人が利用し、慶應義塾大学やにぎわう商店街が集まる、人の流れが絶えないポテンシャルの高いエリアです。受動喫煙や吸い殻ポイ捨てのない快適なまちづくりに向け、今後の取組をぜひ精力的に進めていただきたいと思います。
これまで喫煙禁止地区は都心部や繁華街に絞っていたように見えますが、郊外の駅周辺にも同様の課題を抱える地域があります。直近の指定から既に7年が経過し、一層の取組加速が必要だと考えます。
そこで、昨今の受動喫煙対策を求める市民の声なども踏まえ、喫煙禁止地区の取組等をさらに加速化させていくべきと考えますが、局長の見解を伺います。

これまで実施してまいりましたパトロールや広聴等の状況から、喫煙禁止地区以外の駅周辺エリアにおきましても、吸い殻のポイ捨てや受動喫煙などの課題があると認識しております。このため、喫煙対策を一層強化していく必要があると考えています。
今後も、分煙環境の整備や受動喫煙防止の啓発、禁煙支援、巡回指導の実施など、関係局や区役所と緊密に連携しながら着実に取り組んでいきます。

喫煙禁止地区の拡充は、まちの安全・安心、そして市民の健康を守るための重要な施策です。今後も市民と行政が一体となって、快適な都市環境づくりを進めていくことを期待し、次の質問に移ります。
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