会議日：令和7年10月３日
（ 市会定例会 局別審査（ 資源循環局 ) ）
ポケモン・ウィズ・ユー財団と連携した街の美化の取組について
次に、「ポケモン・ウィズ・ユー財団と連携した街の美化の取組」について伺います。
インバウンド回復で観光客が増える中、都市の魅力を維持・向上させるためには、街の美化に向けた取組は不可欠です。観光客にとっての第一印象にも街の清潔さや快適さは大きな影響を与えると思います。
本市ではいわゆるポイ捨て防止条例に基づき、各区の主要駅周辺などに美化推進重点地区を指定し、地域主体による清掃活動や啓発活動が行われています。
そうした中、今年５月に都筑区のセンター北・センター南駅周辺でポケモン・ウィズ・ユー財団と協働した「ポケモンピカピカ団」のごみ拾いイベントが開催されました。私も自前のピカチュウキャップを被って参加しましたが、多くの親子連れが財団から提供されたピカチュウの帽子やベストを身に着け、楽しみながら街を清掃し、この取組が是非各地域に広がってほしいと感じた所です。
そこで、まず、 今回の「ポケモンピカピカ団」のごみ拾いイベントは、どのような経緯で開催されたのか、家庭系廃棄物対策部担当部長に伺います。
本市では、令和４年に一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団と協定を締結し、ポケモンを活用した環境教育などに取り組んできました。
令和５年には、財団主催の「ポケモンピカピカ団」がみなとみらい21地区で開催され、多くの子どもたちが、楽しみながら美化活動に関心を持つきっかけとなりました。
この取組を各区にも広げていきたいと考え、新たに本市が主催する形式での開催を財団に働きかけ、実現しました。
こうしたイベントは、子どもたちやそのご家族に対して、「まちをきれいにする」という意識の醸成につながるものと考えます。
また、路上にポイ捨てごみがないことは、新たなポイ捨てや路上喫煙の抑止にもつながるとされており、街の美化に向けた好循環を生み出すものと期待されます。
このような取組が、市内各所で継続的に開催されることで、地域全体の美化意識の向上にも寄与すると考えます。
そこで、今後の「ポケモンピカピカ団」のごみ拾いイベントの開催について、どのように考えているのか、局長に伺います。
市内には美化推進重点地区が28か所あり、地域主体による清掃活動や啓発活動が行われています。
「ポケモンピカピカ団」を、美化推進重点地区でも開催することは、まちの美化に関心を持ち、行動を起こすきっかけにもなり、重点地区の取組の活性化につながるものと考えていますので、継続して取り組んでいきます。
今年度中に新たに２地区程度での開催を予定しており、その後も順次、他地区での開催を検討していきます。
今回の取組は、資源循環局から積極的に財団に働きかけて実現されたことを高く評価しています。
そして、GREEN×EXPO 2027に向けては、さらに多様な企業や団体と連携し、市民参加型の美化活動を一層盛り上げていくことが重要であると考えます。
企業や団体との協働によって、地域の特色を活かしたイベントの展開や、継続的な参加の仕組みづくりが可能となり、より多くの市民が美化活動に関心を持ち、参加することにつながるのではないでしょうか。
そこで、市民の美化意識の機運をさらに高めていくため、これからも様々な企業や団体などと連携した美化活動に取り組んでいくべきと考えますが、局長の見解を伺います。
まちの美化実現に向けましては、行政だけの取組でできるものではなく、市民の皆様のご協力や様々な企業・団体との連携が必要不可欠であると考えています。
これまでも、横浜駅西口やみなとみらい21地区、山下公園、中華街などでは、地元企業や団体、区役所などと連携し、清掃活動を行ってきました。
また、横浜市を拠点に活動するプロバスケットボールクラブ「横浜エクセレンス」と連携し、来場される方々と試合会場周辺の清掃などにも取り組んでいます。
今後も、こうした多様な主体との連携を図りながら、さらなる美化意識の醸成に取り組んでいきます。
私の地元である都筑区の中川駅も、美化推進重点地区に指定されています。駅周辺には大学などの教育機関も立地しており、例えば大学生と連携した美化イベントの開催などが実現すれば、若い世代の参加を促す良い機会になると考えます。
こうしたさらなる主体との連携を模索しながら、創意工夫を凝らした美化活動に取り組んでいただくことを期待し、次の質問に移ります。
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