会議日:令和7年10月3日
( 市会定例会 局別審査( 資源循環局 ) )
粗大ごみの自己搬入施設における利便性向上の取組

次に、「粗大ごみの自己搬入施設における利便性向上の取組」について伺います。
粗大ごみは、年間約130万件の申込みがある非常に利用者の多い行政サービスで、粗大ごみを処分する際、自宅前や集積場所に排出し、市が委託した事業者が収集する戸別収集か、市内4か所にある施設へ自らが持ち込める自己搬入のいずれかを選択することができます。
このうち、市内に4か所にある自己搬入施設の栄ストックヤードでは、他の施設と異なり、事前申し込み不要・支払いも電子決済に対応した粗大ごみを持ち込めるサービスを令和6年9月24日から実施しています。
そこでまず、栄ストックヤードの利用状況について、家庭系廃棄物対策部長に伺います。

昨年9月に電子決済による事前申込不要の持込みサービスを開始して以降、8月末までの約1年の間に栄ストックヤードを利用された件数は、約4万2千件となっておりまして、前年同時期と比較して約6割の増加となっております。

事前申し込み不要・支払いも現地での電子決済に対応した粗大ごみを持ち込めるサービスが開始されることで、粗大ごみを出したい方の利便性は、確かに向上したものと考えます。一方で、持ち込みする方が増えると、当初想定していなかった課題も生じているのではないかと懸念しています。そこで、新たなサービスを導入した栄ストックヤードで見えてきた課題について、局長に伺います。

事前申込ではなく、さらに持込者数の制限もないことから、土曜・祝日などは多くの市民の皆様にご利用いただいております。そのため、結果として、待ち時間が長くなり施設周辺での渋滞が生じる場合がございます。
また、今年の夏も猛暑日が続いたことから、屋外作業に従事する職員の健康管理も重要な課題と認識しておりまして、今後の運営におきまして工夫の必要があると考えております。

私の地元である都筑区から最も近いストックヤードは、緑区にある長坂谷になります。
今年度、舗装工事を行っていると聞いており、今後、利便性向上が図られるものと期待しています。



こちらは、長坂谷ストックヤードの入口を取った写真です。
幹線道路に近接しているため、一度に多くの利用者が来ると、渋滞対策などが難しく、施設周辺で一般車両の通行に支障をきたしてしまうのではないかと心配します。
そこで、栄ストックヤードで顕在化した課題を踏まえ、他のストックヤードの利便性向上にどのように取り組んでいくのか、局長に伺います。

市民の皆様に使いやすいストックヤードとしていくためにも持ち込み時の混雑緩和対策は重要な課題と認識しております。
そのため、本市HPに「混雑緩和への御協力のお願い」を掲載するとともに、ソーシャルメディアであるⅩを活用した混雑状況の写真を掲載し、分散来場への誘導を促してまいります。
また、粗大ごみとして出す前にリユースへの誘導を図ることで、持ち込み量を減らしていただき、混雑緩和につなげてまいります。
引き続き、様々な取組を検討しながら、ストックヤードの利便性向上に努めてまいります。

課題を一つひとつ丁寧に解決した上で、各施設の特性に応じた、市民の皆様にとっても利用しやすいサービスとなるよう期待し、次の質問に移ります。
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