令和7年度

⑩ 令和7年度決算第一特別委員会【豊かな海づくり】答弁

会議日:令和7年10月16日
( 決算第一特別委員会( みどり環境局 ) )

 豊かな海づくり【環境科学研究所】

しらい亮次

次に、環境科学研究所が行っている「豊かな海づくり事業」について伺います。

本市は都心臨海部の水際線の魅力向上やにぎわい創出に向けたまちづくりを目指しており、そのためには、きれいな海が欠かせないものと私は考えており、市民が横浜の海に満足しているかどうか気になるところです。

そこで、横浜の海に対して市民が持つ印象について、環境保全部長に伺います。

環境保全部長

令和5年度に実施した横浜市民意識調査では、横浜について魅力を感じる点として、約4割の市民の皆様が、海や港が身近にあることに魅力を感じているという回答が得られています。

また、令和6年度にみどり環境局が行った横浜の海の利用に関するアンケートでは、約4割の市民の皆様が、これからの横浜の海に最も求められるものは「水質の良さ」であると回答しています。

しらい亮次

市民が横浜の海についてどのように感じているかが良く分かりました。

横浜の海をきれいにする取組みの一つとして環境科学研究所が民間企業と連携して、山下公園前の海で生物付着基盤(つき磯)を活用した豊かな海づくりに向けた取組を行っていると伺っています。

そこには長年にわたり様々な生物が棲み、そして生物達が水質を浄化しているとのことです。

このような取組を市民に知ってもらい、海の環境について関心を持つ市民を増やすことが、水質浄化などの環境の向上につながると考えています。

そこで、豊かな海づくりについて、市民にアピールすべきと思うがどうかについて、環境保全部長に伺います。

環境保全部長

海に関連するスポーツイベントや賑わいイベントでの普及啓発や、山下公園での展示物による取組の紹介などにより、生物付着基盤による豊かな海づくりについてのアピールを行っています。

さらに、豊かな海づくりの取組を紹介する動画やリーフレットの作成を進めており、今年度中には動画が完成する予定です。

しらい亮次

ごみのポイ捨てをしないなど、横浜の海をきれいに保つことが大事であることについて市民に意識醸成しながら、取組を進めてほしいと考えています。

また、都心臨海部のまちづくりの魅力を高めるため、水際線におけるきれいな海は不可欠であり、それを実現するためにも、もっと水質を把握すべきと考えています。

そのために、都心臨海部の水際線の水質を確認する地点を増やしてもらうことを期待します。

水質の確認の結果、水質が十分であれば今後もその水質を保ってほしいと思いますし、水質が不十分であれば水質改善に繋がる事業に取組んでいただきたいと考えます。

例えば、既に実績のある山下公園前で行っている豊かな海づくりの取組を他の都心臨海部の水際線においても展開してはどうかと考えます。

横浜港に関わる事業ということで、実施するには様々な困難があるとは思いますが、市民、事業者、行政が力を合わせて、よりきれいな横浜の海を実現することを強く願います。

都心臨海部の水際線エリアの更なる魅力向上とにぎわい創出を期待して、次の質問に移ります。

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