令和7年度

⑫ 令和7年度決算第一特別委員会【すくすくファーム 横浜】答弁

会議日:令和7年10月16日
( 決算第一特別委員会( みどり環境局 ) )

 すくすくファーム 横浜【農業振興課】

しらい亮次

先の一般質問で、我が党の伊波市議から「都心部における農やみどりに触れ合える場づくりを進めるべき」と質問し、山中市長からは取組を加速させていくとの答弁がありました。

市民が地元の新鮮な朝どれ野菜を食べられる環境がある、これは実は大変贅沢なことだと感じています。

本市では子育て世帯が、より農に身近に触れられるようにする取組として、「すくすくファーム 横浜」を今年度より取り組んでいるとのことですが、

そこで、まず「すくすくファーム横浜」の取組内容について、農政部長に伺います。

農政部長

 農地の少ない都心臨海部では、農をテーマとした謎解きゲームなどの取組や、食に関連したイベントと連携して模擬的なサツマイモの収穫体験を実施するなど、子どもたちが気軽に横浜の農に関心が持てるような取組を進めています。 さらに、西・中・南の3区の3歳児乳幼児健診会場で、来場者全員に小松菜の栽培キットを配布し、家庭でもできる気軽な農体験の機会を提供しています。

しらい亮次

都心部でのイベントや家庭でできる栽培体験など様々な場所や手法で、気軽に農に触れることのできる取組は、これまで横浜の農業を知るきっかけがなかった市民が、関心を持つことにつながります。

関心を持ってもらった子育て世帯が、実際に農地で体験し、より農に関わる行動につながるよう取組を進めることが大切だと考えます。

そこで、「すくすくファーム横浜」の今後の展開について、農政部長に伺います。

農政部長

 郊外部に広がる横浜の農の魅力を楽しんでいただくため、横浜駅を発着地とするバスツアーを実施し、実際の農地へ足を運ぶ機会を作ります。

加えて、農に関する情報を集約して提供するウェブサイトを構築し、市民の皆様が体験を通じて得た農との接点を広げ、農への関心をさらに高めることができるよう取り組んでいきます。

しらい亮次

この事業を通じて、市民が身近に農に触れ、都市農業への関心を高めることは、市民生活の近いところで生産活動を行う農家の皆様にとっても大変意義のあることだと思います。

「すくすくファーム 横浜」の取組を通じて都市農業への市民の関心をさらに高めるべきと考えますが、局長に伺います。

局長

都市農業は、地元で採れた新鮮な農畜産物を食卓に届けるとともに、食育や自然環境を守ることにもつながる重要な役割を果たしています。

市民生活の身近なところで営まれている都市農業は、地域との繋がりを大切にして取り組まれており、市民の皆様、特に子育て世帯の皆様に関心を持っていただくことは重要なことだと考えています。

今後構築するウェブサイトでは、農の魅力や生産者の想いなども発信するとともに、栽培や収穫などの農体験の機会を充実させ、市民の皆様の都市農業への関心がさらに高まるよう取り組んでいきます。

しらい亮次

一生懸命、新鮮で安心な農畜産物の供給に日々取り組まれている農家の皆様の活動に触れることで、価格的な面も含めて市民の関心もさらに高まるのではないかと思います。

子育て世帯が楽しみながら学べる場づくりを、ぜひスピード感を持って進めていただくことをお願いして、質問を終わります。

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