令和6年

特別支援学校区域の縦割りを打破しました。

「北綱島特別支援学校の状況」についての質問を行いました。

先日、実際にお子さんが通われている保護者から「児童生徒数が増えており、校舎が手狭になっている状況」とお聞きし、北綱島特別支援学校へ視察に行ってまいりました。現場は、人数が増えていることで車椅子が廊下に溢れ、教室も決して広々と使えている状況ではありませんでした。
また、児童生徒の数が増えるのと同じく、指導を行う教員の数も増えており、職員室も手狭で、先生方が働く環境も決して望ましい状況ではなく、早期に改善が必要な状況であると感じました。

令和3年9月、国が初めて設置基準を制定し、特別支援学校を設置するのに必要な校舎面積等の施設面に関する基準が示されました。
既存の学校には直ちに適合する必要はないと聞いていますが、現状の北綱島特別支援学校の児童生徒数84名を新しい設置基準で計算すると、必要な面積は5300m2で、現状は2390m2なので、倍以上の開きがあります。

県立あおば支援学校

一方で、近隣の青葉区には、令和2年に開校した、知的障害と肢体不自由の2つの障害種の学校を併せて設置している県立あおば支援学校があります。
私も見学させていただきましたが、広々としていて、ゆとりのある、とても素敵な校舎でした。

県立あおば支援学校は、現在、青葉区の住民しか通えるようになっておらず、都筑区に住んでいる方で県立あおば支援学校に近い方であっても県立あおば支援学校を選ぶことができず、少し離れた北綱島特別支援学校や他の市立特別支援学校に通わざるを得ないので、窮屈な状況に拍車をかけております。

県立特別支援学校との協力を深めていべき

こうした状況を改善するためにも、この度、教育委員会へ、通学する区域を見直して、県立特別支援学校との協力を深めていべきと要望させていただきました。
市と県の縦割りは横浜に住む方々には関係のないことです。

引き続き、敷田博昭県議とも協力して子どもたちの安全で安心な環境をつくってまいります。

横浜市会議員:しらい享次

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