ブルーラインの新百合ヶ丘までの延伸事業は、都筑区の皆さんにとって、単なる鉄道の延伸ではありません。
これは、横浜北部・川崎北部のこれからのまちの形をつくる大きなプロジェクトです。
鉄道が延びれば、人の流れが変わり、商業のにぎわいが変わり、地域の価値そのものが変わります。
だからこそ、この延伸は都筑区の未来に直結する重要なテーマです。
先日の田園都市線の脱線事故でも、一本の路線に頼る危うさを多くの方が感じたと思います。
ブルーラインが新百合ヶ丘までつながれば、横浜北部から川崎、そして都心方面への移動に新しい選択肢が生まれ、災害時の代替ルートとしても大きな役割を果たします。安全性の向上は、まちづくりの基本です。

2018年に川崎市の縦貫鉄道計画が廃止され、川崎市は「ブルーライン延伸を全力で支援する」という姿勢を明確にしました。
つまり、川崎側はすでに腹を決めています。今問われているのは、横浜市がどれだけ本気で前に進むかです。
一方で、建設費の高騰という大きな課題があります。
全国的に資材価格や人件費が上がり、当初の想定を大きく超える見込みとなったことで、現在、事業は一旦立ち止まり、沿線のまちづくり計画そのものを練り直す段階に入っています。
これは後退ではなく、むしろより良いまちをつくるための再設計です。
鉄道だけを先に進めても、まちは動きません。駅周辺の土地利用、歩行者空間、商業の配置、公共施設のあり方、民間投資の誘導。
これらをセットで考えることで、鉄道の価値が最大化され、地域の魅力が高まります。
都筑区にとって、この延伸は攻めのまちづくりにつながります。
センター北・センター南は横浜市内でも屈指の商業集積を持つ地域です。
ここに新たな交通の軸が加われば、商業の厚みが増し、地域の魅力がさらに高まります。
また、都筑区は市営地下鉄しか通っていない地域です。
交通アクセスの改善は、人口減少時代における大きな武器になります。

完成予定は2030年とされていますが、行政の内部でも「その年に本当に完成する」とは見ていません。それでも、一日でも早く形にしたい。
その思いで、横浜市と川崎市が連携し、まちづくり計画の再構築を進めています。
時間がかかるからこそ、今から動くことが大切です。
都筑区の未来をつくるために、私はこの事業を必ずやり切る覚悟で取り組んでいきます。
鉄道とまちづくりをセットで考え、地域の価値を高める。そのために、これからも丁寧に、確実に進めていきます。
横浜市会議員:しらい亮次