本格的にメンテナンス時代
都筑区も区政30周年を迎え、本格的にメンテナンス時代に入ってまいりました。今回はその中でも横断歩道橋の現状についてお伝えしたいと思います。
本市道路局が管理する歩道橋の総数は326橋で、その内、97橋が都筑区内にあります。本市全体を見ると昭和40~50年代に建設された割合が約半数を占め、今後老朽化を原因とした事故等の発生リスクが高まるとともに、維持管理費の大幅な増加が予想されます。
横浜市としては、歩道橋の集約化、つまり歩道橋の廃止をすることで維持管理費を削減しようとしていますが、本来必要なのは廃止ではなく、予防保全型の維持管理による管理費の削減です。
判定区分
歩道橋の健全性の判定区分には、
★Ⅰ=機能に支障が生じていない状態
Ⅱ=支障は生じていないが、予防保全の観点から措置が望ましい状態
Ⅲ=支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態
Ⅳ=緊急に措置を講ずべき状態
Ⅱ=支障は生じていないが、予防保全の観点から措置が望ましい状態
Ⅲ=支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態
Ⅳ=緊急に措置を講ずべき状態
上記の4つの段階があります。
横浜市はⅢの段階で措置を講ずることが慣例になっていますが、Ⅱの段階で予防保全を行うと、Ⅲ以降の段階で大規模な修繕や架け直しを行うよりも大幅なコスト削減が図れます。
都筑区でいうと85/97がⅡの段階にあり、今後どさっとⅢの段階に移行する可能性が高いので、Ⅱの段階で予算をしっかり取って、歩道橋の長寿命化の道筋をつけなければなりません。
都筑区選出の議員として、歩車分離の素晴らしい環境を守るためにもしっかりと働きかけてまいります。