令和8年度

⑦ 令和8年度予算第一特別委員会【建設人材の育成に向けた体験機会の創出】答弁

会議日:令和8年2月26日
( 予算特別委員会( 建築局 ) )

建設人材の育成に向けた体験機会の創出

しらい亮次

次に、「建設人材の育成に向けた体験機会の創出」についてお伺いします。

将来の社会基盤を支える建設分野において理系人材の育成は、非常に重要です。その基礎となる資質・能力は幼少期の経験が大きく影響することから、初等・中等教育から高等教育、さらには社会人教育まで連続した学びの機会が求められます。

画像をご覧ください。

しらい亮次

先日会派で視察に行きました、岐阜県の森林総合教育センターモリノスでは、指導員が森林教育プログラムの教材を車に積み込み、幼稚園や小中学校に赴いて、のこぎりやトンカチを使って端材を利用した創作を通してものづくりの楽しさを体験するなど、実際の体験を通した学びを提供しており、大変好評であると伺いました。

画像をご覧ください。

しらい亮次

こちらは、昨年10月に横浜市庁舎で開催された「わくわく!こどもハロウィン in 横浜北仲フェス」で、木材を使ったワークショップいわゆる「木育」体験の様子です。未就学児を中心とした子どもたちが、大工さんと一緒にジャングルジムを組み立てたり、地元材木店による木の特徴の学習に参加しながら、楽しみつつ木に触れ、木のことをよく知る大人と交流していました。

 このような幼少期からの体験は、ものづくりや木材を活用した建築への興味を育むきっかけとなり、将来的に建設分野への関心を高めるうえでも大変意義があると考えています。

そこで、「令和8年度の木育に関する取組内容」について、建築指導部担当部長に伺います。

建築指導部担当部長

今年度の取組を踏まえ、8年度も、子どもたちが木に触れながら木の魅力に気づき、興味や関心を広げる機会として木育イベントを実施いたします。 また、小学校での木に親しむ出前講座は、これまでの大工さんに習う環境教育と工作体験の講座に加え、新たに、地域の材木店の方から木材の性質や使われ方を学ぶ講座を計画しています。

しらい亮次

次に、こちらの画像をご覧ください。

しらい亮次

こちらも昨年11月に横浜市庁舎で開催された「よこはま建築ひろば」の様子です。未就学児から中学生までを対象として、設計体験のワークショップや、延長コード作りなど、ものづくりの楽しさを子どもたちに伝えるイベントとなっており、こちらも大変盛況だったと聞いております。

 さらに自分の進路について考え始める中学生や高校生の時期において、効果的に建築に触れる機会があれば、具体的に将来を描くことにもつながると思います。

 建築局では昨年12月に中高生に向けた建設中の市営住宅の現場見学会を実施したと聞いています。

そこで、中高生を対象とした現場見学会の実施概要とその効果について、公共建築部長にお伺いします。

公共建築部長

昨年12月に、施工者のご協力のもと、港北区の仮称「さかえ住宅」の工事現場で見学会を開催し、中高生とその保護者、約20名にご参加いただきました。

参加者の皆様は、説明に熱心に耳を傾け、作業方法やクレーン等の重機について質問するなど、積極的な様子が見られました。 アンケートでは、「建築のイメージが変わった、面白いと感じた」などの声があり、全員から「次回も参加したい」との回答をいただくなど、建築への興味や関心を高める大きな効果が見られたと考えております。

しらい亮次

普段は仮囲いに囲まれている現場を見学できることは、大人であっても大変貴重な機会だと思います。実際の現場でしか体感できないスケール感を味わうことで、建築の魅力を感じることができるのではないでしょうか。

私は、建築の仕事はAIに代替される可能性は低いと考えています。

ホワイトカラーの世界では、AIや自動化の進展により業務が効率化される一方、求人は飽和し、例えばアメリカでは高額な学費と学生ローンの負担から「大卒でも給料が上がらない」「返済に追われる」といった若者のジレンマが生じています。これに対し、ブルーカラーの世界では状況が全く異なります。熟練技能職は高齢化により人材が急減し、代わりを育てるにも時間がかかるため、“技能そのものが希少資源”となっています。建設、物流、インフラ、森林管理など、社会がどれだけデジタル化しても人が不可欠な現場は残り続けます。このような背景から、ブルーカラーは「代替されにくい価値ある仕事」として評価が高まり、給与も上昇傾向にあります。いわゆる“ブルーカラーミリオネア”という言葉が注目されるなど、世界的にも手に職をつけることの重要性が再認識されています。だからこそ、子どもたちが幼少期から学生時代まで、それぞれの段階に応じて「建築に触れる体験」を積み重ねられる環境づくりが重要だと考えます。

そこで、「将来の建設人材の育成に向けて、今後も様々な段階で「建築に触れる機会」を提供していくべき」と考えますが、局長の見解を伺います。

局長

幼少期や学童期においては、「建築」や「ものづくり」にまず興味や関心を持ってもらうことが、第一歩になると考えています。また、中高生などには、職業として「建築」を捉えることができる機会の提供が必要と考えております。 これまでアンケート等でいただいた声なども検証して、引き続き、保護者の方も含め、世代ごとに建築の魅力が伝わるような様々な取組を通じて、建設業の皆様とともに、次なる建設人材の育成を推進してまいります。

しらい亮次

来年3月にはいよいよGREEN×EXPO2027が開催され、現在会場の整備が本格化していると思います。例えば、鹿島建設さんの鹿島ツリーような木造ツリーが建設されている様子を見ることができれば、一層「建築」への興味を抱く子どもが増えるのではないかと考えますので、見学会の開催を要望して、次の質問に移ります。

▼次の質問です、合わせてお読みください▼

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