会議日:令和8年2月26日
( 予算特別委員会( 建築局 ) )
子育て世代への住宅支援

最初に、子育て世代への住宅支援について伺います。
昨年の第4回定例会でも「若者・子育て世代の住まい支援」を取り上げましたが、依然として住宅価格の高騰が続いています。
私の地元・都筑区でも、1億7千万円の建売住宅が確認されるなど、住宅価格は高止まりの状況です。
購入だけでなく賃貸住宅の賃料も上昇しており、将来設計が立てにくいという声が多く寄せられています。
その結果、比較的価格の安い周辺自治体への転居を検討せざるを得ないという相談も実際に伺っています。
このように、横浜市内でも住宅価格や賃料の上昇が続いていると考えますが、
そこで、横浜市内の住宅価格及び賃貸住宅賃料の現状について、住宅部長に伺います。

民間の調査データで確認できたものとなりますが、
神奈川県内の新築マンション平均価格は、
約7,200万円で、5年前より32%、約1,700万円高くなっています。
本市及び川崎市の新築戸建て住宅平均価格は、
約5,200万円で、5年前より24%、約1,000万円高くなっています。
また、本市の賃貸アパート住宅の新規契約賃料については、5年前と比 べて、約5%上昇しています。

住宅価格が高騰する中、他都市の状況を見ると、東京ではアフォーダブル住宅として賃貸住宅の家賃を低廉化させる取組が進められるとの報道がありました。
一方、本市では「子育て住宅支援パッケージ」として、賃貸住宅への家賃補助や整備費補助、空き家の取得補助、さらに都筑区のあゆみが丘でも進められている未利用公有地の活用など、多様な施策を展開すると伺っています。
この事業については、我が会派の関団長も予算代表質問で取り上げ、市長からは、その狙いについて、「将来を担う子育て世代の経済的・精神的ゆとりを創出し、日本一の住宅ストックを強みに既存住宅の流通・活用を後押しする」との答弁がされていました。
今回の子育て住宅支援パッケージを新規事業として打ち出すにあたって、どのような課題認識を持っているのか大変気になるところです。
そこで、子育て住宅支援パッケージを始めるにあたっての課題認識について、建築局長に伺います。

近年、住宅価格の高騰が続き、子育て世代がニーズに合わせた住まいを確保しにくくなっているという状況になっています。
また、古くからある住宅地では、良好な住環境を維持しながら、空き家の活用や地域の活性化の維持向上に向けて対応することが求められています。 こうした課題に対し、未利用公有地や民間活用、多彩な市民力といった多様なリソースを、地域の実情に応じて組み合わせながら、取組を展開していくことが重要と認識しています。

住宅価格の高騰により、駅周辺で供給される住宅は高額化し、共働きの子育て世帯でも手が届きにくい状況も続いていますので、今後も様々な課題にチャレンジしていただきたいと考えています。
また、例えば都筑区で言えば、センター北・南駅周辺の中川・大棚町・茅ケ崎町・勝田町など、駅から一定程度離れたエリアを含め、一体的・計画的なまちづくりが必要です。民間投資を呼び込むことで、まちが活性化するとともに、様々なタイプや価格帯の住宅が供給され、より多くの若者・子育て世代に選ばれることにも繋がります。
今後、より多くの若者や子育て世代に選ばれるまちを実現するためには、まちづくりと住宅政策の一体的な推進が不可欠です。
そこで、まちづくりと住宅政策との連携をどのような考えで進めていくのか、副市長に伺います。

若者や子育て世代の転入定住は、本市の活力を維持していくという観点から非常に大事だと考えています。
その上で、あらゆる世代に「住みたい・住み続けたい」と思ってもらえるようなまちを目指して取り組んでいます。 そのために、建築局や都市整備局などを中心に関係区局がしっかり連携した上で、駅周辺への機能集積や駅から離れた郊外部での生活利便機能の誘導といったことを図りまして、将来を見据えたまちづくりと市民一人ひとりのライフスタイルを支える住宅政策を、一体的に進めていきたいと考えてます。

本市には、まちづくりに適した低未利用地もありますので、それらの活用も進めていただき、子育て世代、若い世代の安心できる住まいの実感が得られることを期待します。
横浜市もこれから人口減少のトレンドに入ってくると思います。財政構造的に市民税に頼りっきりな状況では、人口をどう維持していくかは本当に重要な視点です。
東京都との子育て教育サービスのいわゆる多摩川格差に晒されている中、住宅政策は本当に待ったなしの状況かと思います。都筑区に住み続けたいと言っていた二組の友人夫婦が、子育てを考えて二組とも南町田に引っ越してしまいました。これから地域を担う若者世代の流出は横浜市にとって大きな損失です。今後、若者にも手が届く住宅政策を更にギアを上げて取り組んでいただくことをお願いして、次の質問に移ります。
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