令和6年度

⑧ 令和6年度予算第二特別委員会【(仮称)旧上瀬谷通信施設公園の防災機能】答弁

会議日:令和6年3月3日
( 予算第二特別委員会( 環境創造局 ) )

(仮称)旧上瀬谷通信施設公園の防災機能 【公園緑地整備課】

しらい亮次

最後に、(仮称)旧上瀬谷通信施設公園の防災機能について伺います。

先の本会議において、市長から、旧上瀬谷通信施設地区に本市初の「広域応援活動拠点」の整備も検討するとの発言がありました。

さらには、先日の常任委員会でも、公園の「防災」の 基本的な考え方について伺ったところ、当局からは、大規模な災害時に全国から応援に駆けつける自衛隊、警察、消防の宿営地となり、大型輸送ヘリの離発着も可能となる「広域応援活動拠点」として、本市の防災対策上、大きな役割を担うとの説明がありました。

しらい亮次

こちらは被災地への物資輸送などで活躍している自衛隊の大型輸送ヘリコプターの「チヌーク」です。(チヌークは一度に50名近い人を運ぶことが可能ですし、人以外に車両も物資も運ぶことができるので、災害時には大変重要な役割を果たします。)

我が党の草間剛前市会議員も提言してきましたが、本市の広域応援活動拠点では、重量のある「チヌーク」の離発着ができる場所の確保が長年の懸案です。

本公園は、約65haという広大な敷地を有し、まさに適地と考えますが、十分に防災機能を発揮するためには、通常の公園機能に加え、防災機能に対応した整備が重要であると考えます。

しらい亮次

GREEN×EXPOの会場基盤として整備がスタートしているところですが、

(1)公園整備での防災に関する対応状況について、上瀬谷公園整備・公園公民連携担当部長に伺います。

上瀬谷公園整備・公園公民連携担当部長

まず、公園の計画として、自衛隊、警察、消防の各部隊の宿営が可能な広場空間をできる限り確保する計画としています。そのうえで、GREEN×EXPO 2027までに整備する施設のうち、主な園路について、重量のある大型車両の通行に耐えられる構造とするほか、パークセンターなどについても、災害時の利用を想定した整備を進めています。

また、今後の検討の中で、委員ご指摘の大型輸送ヘリコプターの離発着場や、かまどベンチなど、防災関連施設の設置についても具体化を図っていきます。

しらい亮次

公園が、本市全体の災害対応力の向上に直結する広域応援活動拠点として整備されることは、災害対策への関心が高い中、市民の期待に応えると共に、公園の整備効果を最大限発揮することにつながるものと考えます。

しらい亮次

そこで、

(2)広域応援活動拠点となる公園整備に向けた意気込みについて、副市長に伺います。

副市長

この公園は、計画の段階から広域応援活動拠点の機能を有する公園として整備するという点では、横浜市で初めての取組です。

旧上瀬谷通信施設地区の持つ交通アクセスなどの立地特性から、この公園の整備は、横浜市全体での市民の安全・安心、強靭なまちづくりなどに直結する極めて重要な意味を持つものと考えています。

まずは、3年後に控えたGREEN×EXPO 2027の成功に向け、会場の基盤ともなる公園整備をしっかり進めてまいります。また、先だってもお答えしましたけれども、いま、都市整備局で東名高速道路の新しいインターチェンジを検討しています。こういった将来の防災機能の具体化にも関係する部署が一丸となって取り組み、市民の皆様の期待に応えていきたいと考えています。

しらい亮次

しっかりと関係部局と連携して市民の安全安心に寄与する公園を整備していただくことを期待して、私の質問を終わります。

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