温暖化対策・環境創造・資源循環委員会のトピック

横浜市会

12/20の本会議をもって令和5年第4回市会定例会が閉会しました。

私が所属する温暖化対策・環境創造・資源循環委員会のトピックをまとめさせていただきましたのでご覧ください。今回の常任委員会のポイントは、環境創造局のみどりアップ計画と、資源循環局の一般廃棄物処理基本計画となります。

みどりアップ計画

まず、みどりアップ計画についてですが、横浜市はみどりをこれ以上減らさないために2009年から市民の皆さまから年間900円を「横浜みどり税」としていただき、その財源を利用してみどりの確保に努めています。
横浜市は以前からも市街化調整区域を指定して、乱開発によるみどりの減少に歯止めをかけてはいますが、山林や農地を持つ方々による維持管理が高齢化や後継者不足により出来なくなり、みどりが荒廃する事態が発生しました。

そうした課題を解決するために、みどり税の財源を使い、市民では管理できなくなった山林や農地を買い取り、みどりの減少を食い止める、これが横浜みどりアップの大きな意義となります。
但し、みどり税の効果を感じにくいという市民の皆さまのお声がたくさんあるのは事実で、市としては適切な広報活動や施策を打つことにより、市民の理解を求めなければなりません。

我が党としても、市民理解に関して当局に強く要望させていただき、付帯意見をつけさせていただきました。
今回の採決を受けて、2028年までのみどりアップ計画が始まるわけですが、皆さまからいただいた貴重なみどり税が適正に使われるようしっかりと進捗確認を行ってまいります。

 

みどり

一般廃棄物処理基本計画

次に、一般廃棄物処理基本計画についてご説明します。
一般廃棄物処理基本計画とは、G30、3R夢プランに続く、温室効果ガス半減目標を掲げる廃棄物分野の法廷計画となります。
今回は、その計画を引き継ぐと共に、プラスチックごみを2万トン削減することを計画の大きな柱として掲げました。
その手法の一つとして、プラスチック製容器包装だけではなく、新たにプラスチック製品についてもゴミの分別リサイクルを始めます。
スケジュールとしては、まず令和6年10月から中区、港南区、旭区、磯子区、金沢区、戸塚区、栄区、泉区、瀬谷区の9区で先行実施が行われ、令和7年4月からは都筑区含む残りの9区でスタートをします。
今回、私からは新たな分別リサイクルに伴い、プラスチックごみの河川への流出防止の推進、そして、出されるごみの量が増加するので、集積所が溢れないような管理を要望させていただきました。

 

カラス避けネットを利用したプラスチックごみの河川への流出防止が全市的に展開

河川を掃除してくださっているボランティアの皆さまからいただいていた、カラス避けネットを利用したプラスチックごみの河川への流出防止の取り組みについては、都筑区だけで行なっていたものが、全市的に展開する事となりました。
これ自体は喜ばしいことですが、大切なのは効果がしっかりと出ることです。
引き続きしっかりと取り組んでまいります。

全体のトピック

最後に、今定例会の全体のトピックについてご報告します。
以前から、自民党が総力を持って、来年4月からの建設業の時間外労働の上限規制に対応するため、工期の平準化率を高めるよう要望をしてきました。今回、その成果もあり27億円の工事を12月補正予算に取り入れることで、平準化率を高める具体的な取り組みが始まります。
私からも第3回市会定例会の決算第二特別委員会で財政局へ要望をさせていただきましたが、年末に集中していた工事が、予算の前倒しを行うことにより分散し、建設業の働き方改革に繋がったことはとても大きな成果だと思います。

但し、これで終わりではないので、より一層建設業の働き方改革が進むよう引き続き要望を行ってまいります。
以上、第4回市会定例会の所属委員会の大きなポイントと全体のトピックについてご報告させていただきました。

年が明け、1月30日からは第1回市会定例会が始まり、令和6年度の予算の審議に入ります。
とても重要な議論の場となるので、地域の声を形にできるよう精一杯頑張ってまいります。

【財政局の質問】のページ

横浜市会議員:しらい亮次

 

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