令和8年度

① 令和8年第1回市会定例会【子どもの睡眠不足による影響】答弁

会議日:令和8年3月2日
( 予算特別委員会( 健康福祉局 ) )

子どもの睡眠不足による影響

しらい亮次

はじめに、子どもの睡眠不足による影響について伺います。

 令和7年4定の一般質問でも、睡眠教育について伺いました。現在、桐蔭学園の溝上理事長と一緒に教育委員会と議論をしており、桐蔭学園では小学校と中等教育学校前期での来年度からの導入、そして、都筑区では実証実験のパイロット校も決まってまいりました。今回は、健康被害の観点から健康福祉局の皆様へ質問をしてまいります。

近年は、スマートフォンの利用が低年齢化し、動画サービスやSNSをいつでも見続けられる環境になっており、子どもの睡眠不足が常態化していると感じています。寝るタイミングを失ってしまうんですね。

睡眠不足が続くと、不安やうつなどの不調、日中の強い眠気、朝なかなか起きられない、といった問題を引き起こします。こうした影響は、子どもたちの心身の発達に悪い影響を与えるだけでなく、学力の低下や不登校の一因にもなることが指摘されており、対策が必要だと考えます。

健康福祉局で所管する「第3期健康横浜21」においても、「休養・こころ」の分野で、睡眠に関する現状が分析され、市民の行動目標が示されていると伺っています。

そこで、子どもの睡眠に関する現状認識について、健康推進部長に伺います。

健康推進部長

令和4年度の市立小中学校児童生徒の体力・運動能力調査によると、小学

5年生では、1日の睡眠時間が6時間未満の男子が6.9%、女子が5.5%となっています。また、ぐっすり眠れる日が週6日以上の小学5年生の割合は、約6割にとどまっていることも分かっています。こうした状況を踏まえ、第3期健康横浜21では、睡眠時間が短い子どもを減らし、ぐっすり眠れる日が多い子どもを増やすことを、市民の行動目標に掲げています。

しらい亮次

子どもの時期の睡眠不足や生活リズムの乱れは、学力への影響に加え、将来的に肥満や糖尿病などの心身の健康に影響を及ぼすことが指摘されています。

特に、乳幼児期の睡眠・覚醒リズムの乱れは、発達の恐れや神経系の問題の早期兆候となる可能性があり、自閉スペクトラム症との関連を示唆する研究もあります。

こうした健康リスクがある中、健康福祉局としても、子どもの睡眠不足の背景も捉えて、対応していくべきだと考えます。

そこで、子どもの睡眠不足の原因をどう捉えているか、健康推進部長に伺います。

健康推進部長

子どもの睡眠不足には、複数の生活習慣が影響していると認識しています。夜間のスマートフォンでの動画視聴などにより就寝時刻が遅くなることや、習い事などで帰宅が遅くなることに加え、運動時間の減少も入眠しにくさにつながっています。また、保護者の帰宅時間が遅い場合には、家庭全体の生活リズムが不規則になり、結果として子どもの十分な睡眠時間の確保が難しくなる状況が生じることもあると捉えております。

しらい亮次

スマートフォンなどの利用によって、就寝時間が遅くなり、その結果生じる睡眠不足の影響は、子どもたちだけの問題ではありません。子どもへの睡眠教育とあわせて、保護者を含む幅広い世代に対しても、睡眠の重要性をさらに周知・啓発していくことが、市民の健康を守る立場の健康福祉局として、求められていると考えます。

そこで、睡眠の重要性について広く市民に周知・啓発していくべきと考えますが、健康福祉局長の見解を伺います。

健康福祉局長

子どもの健やかな成長のためには、十分な睡眠と規則正しい生活習慣が欠かせないことを、保護者の皆様に適切にお伝えしていくことが重要と考えています。そのため本市では、睡眠に関する正しい知識や睡眠時間確保の意義について、SNSやメールマガジンなどを活用し、幅広い世代にわかりやく発信をさせていただいております。併せて、関係局や地域関係団体等とも連携し、適切な睡眠が心身の健康に及ぼす効果について、こちらの周知も進めてまいります。

しらい亮次

横浜市として、関係局が連携しながら、一層ギアを上げ、全世代の睡眠の重要性の普及啓発を進めていただくことを強く要望して次の質問に移ります。

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