会議日:令和7年12月10日
( 市会定例会( 一般質問 ) )
災害時のトイレ対策

次に災害時のトイレ対策について伺います。
災害時において、市民の皆様の避難生活を安心・安全なものとするためには、何よりもまず「トイレに困らない環境」の整備が不可欠です。災害発生時におけるトイレ対策は、喫緊の課題と言えます。
公園の中には、災害発生時には広域避難場所や、地域のいっとき避難場所、帰宅困難者等の避難場所として、指定されている場所もあり、いずれも避難する方々がトイレを利用することが見込まれます。
そのため、災害発生時に自宅等のトイレが使えない場合を想定し、公園でトイレ機能が確保できるようにすることが望ましいと考えます。
そこで、公園トイレの災害時における対応について、副市長に伺います。

現在、公園トイレは洋式化を進めているところでございますが、一部の公園では、地域からのご要望を受けて、災害時にはテント等を設置し、簡易型トイレとして利用可能なマンホールを設置しております。また、地震火災対策の重点対策地域における公園では、マンホールトイレの設置について地域の皆様と協議を進めております。
引き続き地域の皆様と連携して幅広く対策を検討してまいります。

現在、本市における災害時のトイレ対策は地域防災拠点における下水道直結式が主流であり、集合住宅におけるマンホールトイレ設置助成制度でも同様の仕組みが紹介されています。一方で、災害対応型トイレには様々なものがあり、例えば、地下に大容量の貯留ピットを備え、ピットが満タンになるまで500人が30日間使用可能なものも製品化されています。このトイレは下水道管に依存しないので、大規模地震でも安心して使用できるという利点があります。
こうした新たな製品も含め、より多角的なトイレ対策が必要です。
そこで、災害時のトイレ対策を様々な手法で検討すべきと考えますが、市長の見解を伺います。

本市では、地域防災拠点における下水直結式仮設トイレ、いわゆるハマッコトイレの整備のほか、トイレパックや汲み取り式仮設トイレの配備も進めています。また、今年度から災害時に機動的に活用できるトイレトレーラーを追加導入するなど、様々なトイレ対策に取り組んでいます。
技術の進展や他都市の事例も参考にしながら、引き続きトイレ対策を推進していき
ます。

また、災害時のトイレ対策においては、設備の質だけでなく、十分な数の確保も重要です。
私の地元、都筑区の北山田地区はマンションが多い地域ですが、1万5千人規模の自治会に対して、地域防災拠点は小学校1校のみとなっています。災害による停電や下水道管の損傷などで自宅のトイレが使えなくなった場合、マンションの住民が避難所に集中する可能性も考えられます。
地域防災拠点の資機材の充実はもちろん必要ですが、それだけでは対応しきれない可能性も踏まえ、近隣の公園への災害対応型トイレの整備や、マンション管理組合と連携したトイレパックの個人備蓄啓発など、まだまだ取り組めることがあると考えます。
そのためには、各局が個別に対応するのではなく、地域の特性に応じて、局を横断した面的な対応が求められるのではないでしょうか。
そこで、全市をあげて災害時のトイレ対策を進めるべきと考えますが、市長の見解を伺います。

小中学校や公園のトイレの洋式化を令和11年度までに完了させるとともに、地域等でのマンホールトイレの設置の支援や、トイレパックの個人備蓄を促進するなど、ハードとソフトの両面でのトイレ対策を地震防災戦略に位置付けて、取り組んでいます。
引き続きスピード感を持って、災害時のトイレ対策を進めていきます。

今後は、より一層各局が連携し、これまで以上に実効性のある対策が進められることを期待して、次の質問に移らせていただきます。
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