会議日:令和7年12月10日
( 市会定例会( 一般質問 ) )
ヤングケアラー支援

次に、ヤングケアラー支援について伺います。
近年、家事や家族の介護など本来大人が担う役割を日常的に行う「ヤングケアラー」が社会課題となっています。令和6年の法改正で、過度に世話をしている子ども・若者が支援対象と明記され、市区町村での定期的な実態把握の重要性が示されました。本市でも今月から実態調査を開始し、支援につなげようとしています。
私自身は幼少期に両親を亡くし祖父母に育てられたため、学生時代に祖母の介護をする必要が生じました。当時は姉や叔母の献身的な支えで何とか乗り越えられましたが、頼れる家族がいなかったことを想像すると、ヤングケアラー支援の重要性を強く感じます。
実態調査は評価しますが、調査だけでは把握・相談につながらない懸念があるため、周囲の大人や子ども自身が気づき支援につなげられる仕組みづくりが必要です。
そこで、ヤングケアラー支援に関する取組の方向性を市長に伺います。

ヤングケアラーはご家庭の事情を周囲に話しづらく、また、お子さん自身がヤングケアラーだと認識していない事情もあります。そのため、実態調査と合わせて、学校現場で動画による啓発を進めて、こどもが気づくきっかけをつくっていきたいと思います。それがこどもからの相談の機会の拡充につながるという風に考えます。また、ウェブ広告や特設サイト等を利用してヤングケアラーの理解の促進に取り組むことで、広く周囲の大人の気づきを促していきたいと思います。

また、ヤングケアラーの把握・相談につなげるためには、地域でこどもの話を丁寧に聞き、必要に応じてサポートしてくれる機関や団体につなぐ役割を担う人材が必要です。私は青少年指導員としての活動を通じて、こどもたちの交流・体験活動の場の提供や、イベント支援などを行ってきました。こうした活動を通じて、こどもが安心して過ごせる環境づくりの重要性を強く実感しています。学校や家庭だけでは見えにくい困りごとも、こういった地域のつながりの中で気づける場合があります。
そこで、青少年指導員などすでに活動を行っている地域の担い手を活用しながら、ヤングケアラー支援の輪を広げていくべきだと考えますが、市長の見解を伺います。

ヤングケアラーを社会全体で見守り、支える環境づくりが重要です。今年度は地域の支援者向けの研修会や理解を深めるための映画上映などに取り組んでいるのですが、引き続き、青少年指導員をはじめ、地域でこどもを見守る方々への啓発や研修を充実するとともに、支援団体や関係機関との連携を強化しながら、ヤングケアラーとそのご家族を包括的に支援していきます。

引き続き、ヤングケアラー支援に関する取組を進めていただくことを期待し、次の質問に移ります。
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