令和6年度

② 令和6年度予算第二特別委員会【コンサートなど民間イベントとの連携による回遊性向上】答弁

会議日:令和6年2月27日
( 予算第二特別委員会( にぎわいスポーツ文化局 ) )

コンサートなど民間イベントとの連携による回遊性向上 【にぎわい創出戦略課】

しらい亮次

次に、コンサートなど民間イベントとの連携による回遊性向上について伺います。

先の予算代表質疑において、我が党の渋谷団長が「民間イベント等との積極的な連携により、民間活力を活かした、より一層のにぎわい創出や経済活性化につなげるべき」との考えを述べましたが、この局別審査ではより掘り下げて伺っていきたいと思います。

さて、令和2年にKT(ケーティー) Zepp(ゼップ) YOKOHAMA(ヨコハマ)、ビルボードライブ横浜、ぴあアリーナMM(エムエム)、昨年9月にはKアリーナ横浜が開業するなど、既存の横浜みなとみらいホールも併せ、都心臨海部に多くの音楽施設が集積し、4月には横浜BUNTAIが開業します。音楽関係者からは、歩ける距離にこれだけ多くの音楽施設がある都市は世界でも稀だと聞いています。

この集積はまさに、横浜の強みです。宝の持ち腐れとならないよう、この恵まれたハード環境を最大限に生かすべきと考えます。そのためには、市の内外から多くの来街者を呼び込むコンサートなどの主催者としっかり連携し、来場者に街なかへ回遊していただき、消費に繋げてもらいたいと思います。

にぎわいスポーツ文化局は、まさにこのような施策を実施することを意図してできた局だと理解しています。

しらい亮次

そこで、コンサートなど民間イベントとの連携による回遊性向上に係る

(1) 令和5年度の取組内容について、≪にぎわい創出戦略部長≫に伺います。

にぎわい創出戦略部長

Kアリーナ横浜のオープンを契機に、来街者にコンサートのみならず、横浜のまちをも楽しんでいただく施策を展開させていただきました。具体的には、9月の「ゆず」こけら落とし公演に合わせ、商業施設等と連携したノベルティプレゼントや、コスモクロックの特別ライトアップ、駅前での街なかコンサート等を実施しました。11月のアンコール公演においてはフォトスポットも面的に展開させるなど、回遊施策を実施しました。

しらい亮次

これは、Kアリーナ横浜こけら落としのゆずの公演時に、コスモクロックにゆずの公式キャラクターである「ゆず太郎」を投影したしたもので、ファンの皆様が、その写真を撮りに来ている様子です。さて、このような非常に多彩なメニューで、華やかに見える取組も、やっただけの自己満足では意味がありません。

実際にどのくらいの来場者が見に来たり、参加したのか、また、そのにぎわいが消費に繋がったのか、その実績が気になるところです。

しらい亮次

そこで、

(2) 令和5年度の取組実績について、≪にぎわい創出戦略部長≫に伺います。

にぎわい創出戦略部長

人流調査の結果では、コンサート終了後に最寄りの横浜駅方面ではなく、みなとみらいや新港、また山下など回遊促進策を展開したエリアへ約4割もの来場者を呼び込むことができました。

来場者へのアンケート結果では、7割以上がキャンペーンに参加すると回答していただいています。更に、ノベルティプレゼントキャンペーンには約1万人が参加され、飲食をはじめとしたサービス利用に繋がりました。

しらい亮次

各エリアの商業施設(とう)が、実際に、にぎわいを実感できてこそ、の施策だと考えますので、しっかりデータを取りながら効果検証していくことが重要です。

この取組は初年度を終えたばかりで、今後、益々、そのノウハウがブラッシュアップされていくことを期待したいところです。

そこで、

(3) 今後の進め方について、≪局長≫に伺います。

局長

コンサート(とう)とまちを結びつける取組に積極的かつ本気で取り組んでいる都市は、そう多くはないと思います。“横浜市だからこそ”のこの取組が市内外に認識され、横浜市がますます多くの来街者、関係者を呼び込む千客万来の都市になることを期待して、次の質問に移ります。

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