会議日:令和6年2月27日
( 予算第二特別委員会( にぎわいスポーツ文化局 ) )
都心臨海部の魅力創出 【にぎわい創出戦略課】
次に、都心臨海部の魅力創出について伺います。
令和6年度の予算概要では、都心臨海部の水際線の魅力やポテンシャルを最大限引き出し、更なるにぎわいを創出していくとしています。現在、インバウンドも含め着実に観光需要が増えており、このタイミングを逃さずに、戦略的に、にぎわい施策を講じていくことは重要だと考えます。
これまで都心臨海部のにぎわい創出策として、6月には開港祭での花火、さらに夏の風物詩である「みなとみらいスマートフェスティバル」と大規模な花火を打ち上げており、毎年多くの来街者が楽しまれています。
さらに、今年度は、年間を通して通常よりも短い5分間の花火「横浜スパークリングトワイライト」を打ち上げています。
これは今年度の新港ふ頭からの打ち上げ時の様子です。私も拝見させていただき、楽しませていただいています。
そこで、
(1) 「横浜スパークリングトワイライト」の狙いについて、《局長》に伺います。
ナイトタイムエコノミーの推進策として、多くの来街者が見込める大規模イベントに合わせて実施しています。
更に、できる限り早期に打ち上げ日程や場所を発表し、ホテルや観光船などの観光事業者や、商業施設の方々に対し、花火と連動した商品造成をお願いすることで、来街者の滞在時間の延長や宿泊促進を通じて、市内経済の活性化に繋げていきたいと考えています。
短時間の花火ということで、大規模花火とは違った楽しみ方もできると思います。すでに8回実施されているとのことで、その効果が気になるところです。
そこで、
(2) 「横浜スパークリングトワイライト」の実績について、
《にぎわい創出戦略部長》に伺います。
DMOと連携して地域の皆様に働きかけを行いました。花火鑑賞がセットになったクルーズや飲食、宿泊など、多くの事業者の方々により、様々な商品造成がなされました。更に、それぞれの施設などがホームページやSNSで商品案内を積極的に行っていただきました。
その結果、ホテルの客室稼働率や客室単価、商業施設の入込客数など、花火の打ち上げ日に大きく上昇したと伺っています。
短時間、複数回の花火を打ち上げることで、観光事業者にこの機会を生かして様々なプランを造成していただき、多くの来街者に楽しんでもらうことが重要です。
都心臨海部の水際線には素晴らしい夜景があり、さらに花火を掛け合わせることで、来街者の滞在時間が延び、ナイトタイムエコノミーが推進され、市内経済の活性化につながるのではないでしょうか。この新たな取り組みを今後、どのように進化させていくのか気になるところです。
そこで、(3) 今後の取組の方向性について、《局長》に伺います。
今年度の取組を通じ、事業者の方々からは、より多くの花火を打ち上げてほしいとの声を、多くいただいています。このことから、来年度は、年間を通じて26 回と打ち上げ日数も大幅に増やします。とりわけ観光の閑散期と言われている冬季の打ち上げ回数を増やしていきたいと考えています。更に、積極的な民間資金の導入を図るために、特別協賛金の仕組みを取り入れまして、更なる打ち上げ回数の増加に繋げていきます。
さらに、拡大して実施していくということですが、進めるにあたっては、新たな横浜の魅力となるよう、しっかりと観光事業者をはじめとした地元の方々とコミュニケーションをとりながら、柔軟な発想で取り組んでいただき、着実に観光消費につなげるとともに、水際線のにぎわい創出を契機に、横浜がより魅力あふれる街として発展することを期待して、次の質問に移ります。