令和6年度

⑦ 令和6年度予算第二特別委員会【インクルーシブスポーツの推進】答弁

会議日:令和6年2月27日
( 予算第二特別委員会( にぎわいスポーツ文化局 ) )

インクルーシブスポーツの推進 【スポーツ振興課】

しらい亮次

次に、インクルーシブスポーツについて、伺います。

共生社会の実現には、障害のある方をはじめとして、配慮が必要な人々が社会に参加・貢献できる状況を作っていくことが重要だと考えています。スポーツには、社会課題の解決に寄与する力があると期待されており、年齢や性別、障害の有無、国籍などに関わらず、楽しむことが出来るインクルーシブスポーツなどを推進していくことは、多様性を認め合う意識の醸成につながると感じています。

しらい亮次

そこで、

(1) 令和5年度のインクルーシブスポーツの取組について、

《スポーツ振興部担当部長》に伺います。

守屋スポーツ振興部担当部長

令和5年度には、障害者施設でのボッチャ交流会や地区センターでの車椅子バスケットボール体験会など、すべての区で工夫を重ねながら開催しています。

また、各種スポーツイベントにおけるモルックなどのインクルーシブスポーツの体験会や、学校でのパラリンピアンによる講演会を実施しました。

しらい亮次

先日、横浜国際プールで、都筑区主催のダイバーシティイベントが開催され、私も青少年指導員として参加をしてきました。そのなかで誰もが楽しめる新たなスポーツである「ゆるスポーツ」を体験する機会がありました。

伝統的な競技スポーツはもちろん重要ですが、スポーツが苦手な人をはじめとして障害のある方など、誰でも楽しめるよう工夫された「ゆるスポーツ」は、とても興味深く感じました。

しらい亮次

現在、横浜ゆるスポーツ協会が学校に出向き、総合的な学習の時間で、「ゆるスポーツ」の種目を児童たちが自ら考案するといった授業を行っています。

こちらは港南区の桜岡小学校で行われた時のもので、児童に「座った状態で行う」というテーマで、自由にアイデアを出し合って、新しいゆるスポーツを作った時の様子です。

このような、「ゆるスポーツ」をはじめとした、インクルーシブスポーツを身近な地域で実施できるような機会を提供することも重要であると考えます。

しらい亮次

そこで、最後に、

(2) 今後のインクルーシブスポーツ推進の考え方について、《局長》に伺います。

局長

今後は、インクルーシブスポーツの体験だけにとどまらず、日常的に楽しんでいただくことを目指していきます。

市民の皆様の継続的な活動に繋げていくため、来年度は新たに、全市的なインクルーシブスポーツの大会を開催します。スポーツ協会やスポーツ推進委員など地域のスポーツ関係団体の皆様と連携しながら、開催に向けてしっかり取り組んでいきます。

しらい亮次

体験だけで終わるのではなく、日常的に楽しんでいただけるような取組は非常に大事だと考えます。このように、誰もが体を動かす楽しさ、スポーツの素晴らしさに触れていただける環境を地域や団体などと一緒に、各地域で創り上げていっていただくことを期待します。(私の質問を終わります。)

少し時間があるので、震災にあった富山県氷見市から生まれたゆるスポーツを紹介します。氷見市はブリの産地として有名ですが、その出世魚のブリとハンドボールをかけてハンぎょボールというゆるスポーツを作りました。はじめに全員がコズクラの状態の魚のぬいぐるみを1匹脇に抱えて、それを抱えた腕でボールを投げます。得点をすると脇に抱えた魚がフクラギ、ガンド、ブリと、どんどん大きく出世していき、ゴールを決めたらみんなで「出世」とコールをします。ただ、魚を落とすなどの反則をしてしまった人は冷蔵庫送りとなり、次のゴールが入るまで出ることができません。最終的に、保持している魚の出世具合によって得点が決まり、勝敗が決まるといったルールです。こうした地域性を持ったゆるスポーツの開発を是非、区単位で行って、18区のゆるスポーツが集まった大会の開催を是非よろしくお願いします!

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