令和4年度

① 令和4年度決算特別委員会【横浜国際プールの利活用検討】答弁

会議日:令和5年10月12日
( 決算第二特別委員会( にぎわいスポーツ文化局関係 ) )

横浜国際プールの利活用検討

しらい亮次

自由民主党、都筑区選出の白井亮次です。よろしくお願いします。
まず初めに、私の地元にある、横浜国際プールの利活用の検討について、伺います。

しらい亮次

横浜国際プールは、老朽化により様々な設備機器等の更新時期をむかえており、また、令和3年度の包括外部監査で、「メインアリーナの夏季をプール、冬季を体育館とする運営方法について、床転換に約5000万円かかったり、2か月の期間がかかることから経済性の面で課題がある」との意見があり、利活用のあり方についての検討を進めていると思います。

昨年度は主にメインアリーナの利活用について民間事業者の創意工夫やノウハウを参考にしながら検討を進めるため、サウンディング調査を実施し、今年度はさらに検討を深めるため、2回目のサウンディング調査を実施しました。

横浜国際プールは、北部エリアの新たなにぎわい拠点となり得る施設として私自身注目しておりますし、今日も都筑区の方が来ていますが、地元の関心も非常に高いものになっています。そこでまず、

(1) 2回目となるサウンディング調査の目的について、《スポーツ振興部長》に伺います。

スポーツ振興部長

1回目のサウンディング調査後、中期計画の基本戦略、「子育てしたいまち 次世代を共に育むまち ヨコハマ」が掲げられました。この基本戦略に沿った施設とするため、メインアリーナのあり方だけでなく、

・緑地部分も含めた敷地全体の活用について
・最寄り駅である北山田駅周辺との関係性について

幅広い意見を求めるため、2回目のサウンディング調査を実施しました。

しらい亮次

様々なご提案をいただいたと思いますが、中でもメインアリーナの床転換については、利活用を検討していく上で、非常に重要なポイントです。

そこで、

(2) メインアリーナの床転換に関する提案内容について、《スポーツ振興部長》に伺います。

スポーツ振興部長

サウンディング調査には8者にご参加いただき、そのうち5者から床転換に関するご提案をいただきました。

提案の内訳としては、
・「床転換を廃止し、通年スポーツフロア化」とする案が3者、
・「床転換を廃止し、通年スポーツフロアか、プールのいずれかに1本化」とする案が1者、
・「現行の床転換を継続する」案が1者、

となっています。

しらい亮次

我が党の草間剛前議員も以前、市会の場で「限られた財源の中、メインアリーナの利用方法を一本化していくべき」と申し上げました。

私の個人的な見解としては、プールと比較してスポーツフロアは光熱費等の維持管理費がかからないことや、地域に愛されている横浜ビー・コルセアーズによる集客などから、通年スポーツフロア化していくべきと考えます。

サウンディング調査では、スポーツフロア化とすることに対しての理由についてもご提案があったことと思います。
そこで、

(3) 通年スポーツフロア化の優位性に関する提案内容について、《スポーツ振興部長》に伺います。

スポーツ振興部長

通年スポーツフロア化にすることで、プール稼働に伴う水光熱費や維持管理費用の低減のほか、床転換に係る費用の削減や、2か月間の休館期間分の収益が見込めるとの提案がありました。また、プールと異なり、市民のスポーツニーズに合わせた、様々な種目、用途での貸し出しができるなど、収益改善だけでなく、市民サービスの拡充に関する提案もいただきました。

しらい亮次

横浜国際プールはメインアリーナだけでなく、広大な敷地も有しています。そうした特性を活かし、検討範囲を敷地全体としたことは、活用の可能性を広げることにつながるもので、評価しています。
そこで、

(4) 敷地全体の魅力向上につながる提案内容について、《スポーツ振興部長》に伺います。

スポーツ振興部長

・子どもたちが楽しむことのできる屋外への大型遊具やアスレチックの設置
・国際プールを利用しない方でも気軽に立ち寄れる、カフェ等の飲食店の設置
・キッチンカー等を呼び込んだ屋外でのイベント実施

など、魅力的な施設とするためのご提案をいただきました。

しらい亮次

子育て世代の多い都筑区にとって、屋外だけでなく屋内も含めて、様々な居心地の良い空間づくりも大切だと考えていますので、サウンディングで得られた提案をぜひ前向きに検討していただきたいと思います。

今回、周辺エリアの魅力向上につながる運営やサービスの具体的な提案も調査項目に加えたことと思います。その効果を最大限引き出すためには、地元商店会や町内会等との連携も重要となると考えております。そのため、ぜひサウンディングの提案を参考に地域活性化の方策も基本計画に盛り込んでいただきたいと思います。

また、公園や施設の改修にあたっては、さらなるバリアフリー化も必要であると考えています。遊具や、スロープやトイレ、更衣室等については、こどもから高齢者、障がい者の方も使いやすいインクルーシブな施設整備をお願いいたします。

最後に、今後の基本計画の策定や事業化に向けて、

(5) サウンディング調査の結果をどのように受け止めているのか、《局長》の見解を伺います。

副市長

サウンディング調査では、8者もの事業者の皆様に、様々な観点からノウハウ、アイデアについてご提案をいただくことができました。

今後、サウンディング調査の結果を慎重に精査し、関係区局や地域の皆様とも連携しながら基本計画の策定を進めていきたいと考えています。

更なる市民サービスの向上や持続可能な施設運営を目指すことはもちろんのこと、子育て世代が多く住む都筑区を中心とした北部エリアにふさわしい大規模スポーツ施設を目指します。

しらい亮次

基本計画策定後、事業化が決定すれば、改修工事に入っていくことになりますが、工事期間は長期に及ぶことになると思います。

その間、これまで横浜国際プールをご利用いただいていた団体や個人の活動場所にも配慮する必要があります。プール利用者も含め、工事期間中や竣工後の利用者のケアもしっかりとお願いします。

国際プールがこれまで以上に、地域の皆様に愛され、新たなにぎわい創出の拠点となるよう、検討を進めていただくことを期待して、次の質問に移ります。

次の質問は、文化施設整備事業(都筑区における区民文化センター等整備予定地活用事業)です。
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