令和6年度

⑤ 令和6年度予算第二特別委員会【横浜国際プールの利活用検討】答弁

会議日:令和6年2月27日
( 予算第二特別委員会( にぎわいスポーツ文化局 ) )

横浜国際プールの利活用検討  【スポーツ振興課】

しらい亮次

次に、私の地元にあります、横浜国際プールの利活用検討について、昨年の決算特別委員会で、質問をさせていただきましたが、今回は現在の進捗状況(とう)について質問させていただきます。

しらい亮次

改めて横浜国際プールは、平成10年に市民も利用できる国際基準を満たした施設として整備され、現在でも、本市の代表的なスポーツ施設として活用されています。また、近年では、横浜ビー・コルセアーズのホームアリーナとして活用されるなど、北部エリアのにぎわいの拠点としても、非常に重要な施設となっています。

一方で、25年が経過し施設の老朽化が進むなか、包括外部監査で、運営方法に関する指摘を受けたことなどを背景に、今後の利活用について検討を進めていただいています。

この流れの中で、昨年7月から9月までに実施された2回目のサウンディング調査では、メインアリーナを通年スポーツフロア化にしたほうが良いとの提案を多くの事業者から寄せられていると、伺っています。

私も昨年お話をさせていただきましたが、体育館機能が利用者から求められていることに加えて、スポーツフロアは、プール運用と比較して光熱費(とう)の維持管理費がかからないことや、新たなスポーツ興行等によるにぎわい創出、そして、インクルーシブスポーツの広がりを鑑みますと、メインアリーナは通年スポーツフロア化していくべきと改めて申し上げます。

しらい亮次

そこで、

(1) 横浜国際プール利活用に向けた現在の検討状況について、《局長》に伺います。

局長

昨年行ったサウンディング調査や、地域の皆様との意見交換でいただいたご意見について、その実現可能性を精査するなど、現在、時間をかけて丁寧に検討しているところです。

今後、基本的な考え方がまとまり次第、市会の皆様や市民の皆様にお示しし、ご意見をしっかり伺ったうえで方針を固めていきたいと考えています。

しらい亮次

地域の皆様にとっても、身近な公共施設であるので、利活用の検討にあたっては、地域の声をしっかり伺い、利活用の方針に反映させることが、非常に重要であると感じています。

そこで、

(2) 地域との意見交換の状況について、《スポーツ振興部長》に伺います。

スポーツ振興部長

横浜国際プールの地元となる都筑区連合町内会自治会連絡協議会に伺い、7月、10 月、11 月にその時点の検討状況について、ご説明をさせていただきました。

区連会でのご意見を踏まえ、10 月から11 月にかけて、区連会代表者や地元の連合町内会、地元の町内会などの皆様とも、3度にわたり意見交換を実施させていただきました。

しらい亮次

私も地域の方々からたくさんの要望を伺っていますが、

行政と地域の皆様との意見交換について、どのような意見があったのか興味深いところです。

そこで、

(3) 地域から出された意見の内容について、《スポーツ振興部長》に伺います。

スポーツ振興部長

地域の皆様からは、「プール利用者が少ないことからスポーツフロア化するべき」「改修後もビー・コルセアーズのホームアリーナとして使用してほしい」「中学校、高校の水泳大会の本番と同じような環境で練習できる環境は残してほしい」「子どもを中心として、区民だけでなく他の地域からも人が集まる施設にしてほしい」「敷地全体を生かして利用方法を検討するべき」「北山田駅からのアクセスを改善できないか」などのご意見をいただいています。

しらい亮次

地域から出された意見は、出来るだけ反映していただき、皆様に望まれる施設にしていくことが非常に重要です。今まで地域活動に利用できていたスペースをなくさないこと。そして、お答えにもありましたが、北山田駅から国際プールまでの道のりに20メートルの高低差、158段の階段があり、ベビーカーや車椅子のアクセスが非常に悪い状況にあります。更なるにぎわい創出にはそうした課題にも対応しなければならないと考えます。都市整備局とも連携して、エスカレーターや斜行エレベーターを作るなどの検討も併せて進めていただき、地域の声をPFI公募の条件に入れることを強く要望させていただきます。

一方で、メインアリーナの運用を変更する場合には、プールを利用されている方たちにも寄り添い、丁寧に意見を聞いていくことが大事であると考えています。

しらい亮次

そこで、

(4) 水泳関係団体との意見交換の状況について、《スポーツ振興部長》に伺います。

スポーツ振興部長

横浜国際プールの利活用の検討開始以降、水泳関係団体と8回にわたり意見交換を実施しています。

水泳関係団体からは、国際大会が開催できるメインプールの存続は望まれつつも、再整備に当たって、少なくとも小中学生を中心とした市内の水泳大会を、引き続き開催出来る機能は確保してほしい、とのご要望をいただいています。

しらい亮次

検討を進めるにあたり地域や団体との対話をしっかりおこなっていくことが重要だと思います。メインアリーナを通年スポーツフロア化することになった場合には、今まで行ってきた大会が出来るだけ改修後も開催できるように、サブプールの機能強化を是非行っていただきたいと思います。

しらい亮次

こうした意見を受け止め、地元にも愛される施設にしていくために、メインアリーナだけでなく、広大な敷地を有している特性も活かし、幅広く検討を進めていくべきだと思います。

そこで、

(5) リニューアルにあたっては、敷地全体を生かした利活用の検討を進めていくべき

と考えますが、見解を《副市長》に伺います。

副市長

サウンディングでいただいた様々な提案に加え、地域や関係団体の皆様から貴重なご意見をいただいているところです。そのご意見をしっかりと受け止め、多角的に議論を深めていくため、庁内横断プロジェクトを設置し、検討を行っています。

リニューアルに当たっては、先生ご指摘のとおり、屋外空間を含めて敷地全体を存分に楽しんでいただけるような、子ども・子育て世代を中心に誰もが、スポーツを通じた次世代を育む新たな拠点づくりを目指します。

しらい亮次

わが党でも、青葉区のおさかべ議員の提案を発端として、おむつを履いていて、プールには入れない子どもたちが水遊びをできる場の拡充に取り組んでいます。ぜひ、ビニールプールなどを活用したイベントなどの開催も検討をしていただければと思います。

横浜国際プールがこれまで以上に、市民の皆様に愛され、新たなにぎわい創出の拠点となるよう、検討を進めていただくことに加え、令和6年度の事業推進にあたっては、基本計画が策定された後、切れ目なく事業化に向けて進めていただくよう要望して次の質問に移ります。

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