令和4年度

③ 令和4年度決算特別委員会【富裕層を意識した取組と三溪園の魅力づくり】答弁

会議日:令和5年10月12日
( 決算第二特別委員会( にぎわいスポーツ文化局関係 ) )

富裕層を意識した取組と三溪園の魅力づくり

しらい亮次

次に、富裕層を意識した取組と三溪園の魅力づくりについて聞いていきます。

しらい亮次

9月29日に世界的規模の音楽専門アリーナであるKアリーナ横浜がオープンしました。先日、私も視察をしましたが、想像をはるかに超えるラグジュアリーな空間でした。今後世界のVIPも、たくさん訪れることが期待されます。VIPを含めた富裕層は、旺盛な旅行消費を通じて経済活性化に貢献してくれる本市にとっても大事な存在であり、これをターゲットとした取組が重要と考えています。 そこで、

富裕層を対象としたコンテンツ開発に向けたこれまでの取組について、観光MICE振興部長に伺います。

観光MICE振興部長

令和3年度から、市内の観光資源を磨き上げ、富裕層の獲得につなげるため、山手西洋館や横浜開港資料館、三溪園などで実証実験を行ってきました。

三溪園では、有名シェフによる地元食材を活用した料理と、普段は非公開としている臨春閣の内覧などを、富裕層向け観光ビジネスを展開する事業者に体験していただきました。さらに、現在、鶴翔閣と白雲邸を利用した、三溪園では初となる宿泊体験の準備も進めています。

しらい亮次

確かに、市内において、富裕層に刺さると思われる和の観光施設の1つとしては三溪園が考えられます。しかし、三溪園が持つポテンシャルをまだまだ生かし切れていないと感じており、三溪園の持つ魅力・価値を最大限に引き出した、例えば鶴翔閣に宿泊ができる等の体験コンテンツの造成が期待されます。
そこで、

三溪園における富裕層を意識した今後の取組について、局長に伺います。

局長

三溪園を所有・運営する三溪園保勝会では、将来的な活用の方向性を検討するため、文化財や観光マーケティング等の専門家で構成する委員会を、今月立ち上げました。検討においては、富裕層の獲得も重要なテーマのひとつにしてまいります。

本市としては、これまでの実証実験や委員会での検討状況を踏まえ、飲食機能の拡充や宿泊機能の導入に向けた支援、法規制への対応などについて、保勝会や関係局と連携し、着実に進めていきます。

局長

貴重な観光資源を活用していくことは大切です。知っていただく機会として、ふるさと納税の活用や事業者と連携したプロモーション等、関係局と連携してしっかり取り組んでいきたいと考えています。

しらい亮次

三溪園の魅力開発については、磯部議員も一般質問で触れていましたが、我が党としても大変期待しています。様々なハードルはあると思いますが、これから増える観光需要に対して、着実な観光消費につながる取組を進めていただき、横浜がより魅力あふれる街として発展することを期待して、私の質問を終わります。

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